【初心者必見】介護保険ってなに? わかりやすくざっくり解説!

初心者用に介護保険を分かりやすく解説
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介護保険制度や介護保険サービスという名前を聞いたことはありますか。

名前くらいは知っていても、それがどういったものなのかまでは知らない人は多いのではないでしょうか。在宅介護において介護保険は非常に重要な存在です。できる限りしっかりと内容を理解しておくべきです。しかしながら、介護保険はかなり複雑な制度です。今から介護保険のことを調べる人は、少し気合を入れて臨みましょう。

このように複雑なものを調べる場合、まずはざっくりとでよいので全体を把握するのがコツです。それから、一つ一つ内容を詳しく見ていくことをおすすめします。

この記事では、介護保険について初心者が最初に知っておくべきことをわかりやすくざっくり解説していきます。これから介護保険を使う予定の人も、将来に備えて今から知識をつけたい人にもおすすめの記事です。

目次

知っておくべき4つの名称

介護保険の4つの名前

介護保険の解説に入る前に、介護保険で重要になる4つのワードを知っておきましょう。

介護保険で大事な4つのワード
  1. 介護保険制度
  2. 介護保険サービス
  3. 介護サービス
  4. 要介護認定

これらは、介護保険を理解するうえでキーポイントになるワードです。

今回は、この4つについて簡単に解説していきたいと思います。

次の項目から順番に見ていきましょう。

介護保険制度とは

介護保険制度

社会保険制度という私たちの生活を守るための国の制度があります。その制度には、5つの保険の機能があり、皆さんご存じの健康保険や労災保険がそれに当たります。そして、介護保険もそのうちのひとつになります。

社会保険制度
  1. 健康保険
  2. 厚生年金保険
  3. 介護保険
  4. 雇用保険
  5. 労災保険

健康保険なら医療費のサポートを、年金なら老後の生活費のサポートという感じで、他もそれぞれ生活に直結するものを国が支援してくれています。介護保険も同じで、介護に関することをサポートしてくれます。

ただし、年金と同じで、ある一定の年齢にならないと使うことができません。また、介護が必要と認められた場合にのみ利用可能になります。そういったこともあり、介護保険のことを知らないという人は意外に多いようです。

介護が必要になって、初めて介護保険の存在を知る人は意外に多いみたいだよ

介護保険制度は、単なる枠組みの名前です。正直、この名前自体はあまり重要ではありません。利用者にとって、介護保険制度そのものはこれ以上深堀しても意味がないので、そういう名前の制度なんだな、くらいに思っておいてください。
実際は、この介護保険制度によって使える「介護保険サービス」や「介護サービス」のほうが利用者にとっては大事です。

事項からは、介護保険サービスと介護サービスを解説していきます。

介護保険制度の説明はこれで終わり!
事項からは介護保険サービスと介護サービスの解説をしていきます

介護保険サービスと介護サービス

介護保険サービスと介護サービス

同じ項目の内容なので、二つまとめて一緒に解説します。

介護保険制度という国の制度によって、介護保険サービスが使えます。介護保険サービスを使えるようになると、介護サービスを利用することができます。介護サービスとは、名前の通り介護のサービスのことで、そのサービスにはいろいろな種類があります。

とまあ、ここまで説明しておいてなんですが、わかりにくいと思いませんか。今回は短くまとめてみましたが、どこのサイトを見ても大体このような感じで説明しています。なんだか、ややこしいですよね。

要は、介護保険サービスはいろいろな介護サービスの総称名ってだけの話しです。
介護保険制度と同じで介護保険サービスは、単なる枠組みの名前ということですね。

下の図が、簡単なイメージになります。

クリックで画像が拡大されます

介護保険制度、介護保険サービス、介護サービスのイメージ

介護の現場で実際に利用するのは、介護サービスです。

介護サービスには、訪問看護や訪問介護、通所介護(デイサービス)、福祉用具レンタル、介護保険給付金などなど、その他にもいろいろあります。介護サービスは、私たちの介護生活を強力にサポートしてくれます。そして、これらの介護サービスの総称名が介護保険サービスというわけです。

介護保険制度も介護保険サービスも、単なる総称名ってことだね

利用者にとって本当に大事なのは介護サービスの内容ね

介護サービスについて

介護サービス(介護保険サービス)

上記の項目でも説明しましたが、介護保険サービスが使えるようになることと介護サービスが使えるようになることは同じ意味です。介護サービスは3つのグループに分かれていて、それぞれで役目が異なります。

居宅サービス

自宅に住んでいる人のためのサービス
「訪問看護・訪問介護・訪問診療・デイサービス・福祉用具レンタル・その他」

施設サービス(介護保険施設)

施設に入居している人のためのサービス
「特別養護老人ホーム・介護老人保健施設(老健)・その他」

地域密着型サービス

市区町村が指定した事業所が提供するサービス
「地域密着型の居宅サービスという感じ」

介護サービスには多くのものがあるので、ここで全部紹介することはできませんが、代表的なサービスをいくつか挙げておきます。

代表的な介護サービス
訪問介護

自宅に介護員(ヘルパー)が来て、食事、排せつ、入浴などの世話をしてくれる

訪問診療

自宅で医師の診療や治療を受けることができる

デイサービス

日帰りで施設に通って、食事や入浴などサービスを受けることができる

介護老人保健施設
(老健)

食事、入浴などのほか、医療ケアやリハビリなども受けられる入居施設

福祉用具レンタル

介護ベッド、車いす、スロープ(段差解消用具)、その他の用具

介護保険の給付
区分支給限度額

介護サービスを利用するための給付金。限度額(区分支給限度額)まで利用可能

各種介護サービスは給付金のおかげで、限度額までは自己負担が1~3割で済むんですよ

介護保険の利用には年齢制限がある

介護保険(要介護認定)を利用(申請)できる年齢は65歳以上

介護保険サービスを利用するためには、申請をする必要があります。

ただし、申請ができる人は65歳以上という年齢制限があります。

例外として、40~64歳の人で特定の疾病を持っている場合は申請ができます。

介護保険を利用するには審査が必要

要介護認定には審査がある

申請は、介護保険サービスに対してするわけではなく、要介護認定にする必要があります。

要介護認定は、申請者に介護が必要かどうかを判断するもので、介護が必要だと判断されれば介護保険サービスの利用が可能になります。

要介護認定には8段階のランクがあり、その段階に応じて介護サービスの内容も変わります。
※ 大きく分けて「要介護」「要支援」「非該当」の認定区分があります

介護保険を利用するタイミング

介護保険を利用するタイミング

65歳以上になって、生活に影響する程度に身体的な問題を感じるようになったら、そこが介護保険の利用を考えるタイミングだと思ってください。この「身体的な問題」は、明確にこの辺がラインというものはありません。自分の判断にゆだねられます。

判断のしやすいものとしては、車いすを使うようになったり、寝たきり、認知症などの場合です。これらは介護保険を使えるようになる可能性が高いです。

一般的に、介護保険の利用を考えるタイミングは、自身で身の回りの世話ができなくなった時であるとされています。しかし、普通に生活ができていた場合でも、身体的な問題である動作に関しては今までと同じようにできなくなることはあります。このような場合も介護保険サービスを使える可能性があるのです。もちろん、要介護認定の中で症状の軽い人が受けるランクになる可能性が高いですが、それでも介護保険サービスを使えることには変わりありません。


介護保険で気になることがあれば、市区町村の窓口もしくは地域包括支援センターに相談してみましょう。かかりつけの医師がいる場合は、その医師に相談してみるのもよいでしょう。

介護保険で気になることがあれば、市区町村の窓口か地域包括支援センターに相談してみよう。

まとめ

以上、初心者のための介護保険の解説でした。

在宅介護を考えるのであれば、介護保険の利用を検討しましょう。介護保険は複雑でややこしいことで有名ですが、それは介護サービスについてがほとんどです。申請そのものは、それほど難しいものではありません。

申請も含め介護保険のことが知りたい場合は、市役所の窓口で相談するかネットサイトを参考にしましょう。ちなみに、地域包括支援センターであれば間違いのない対応が得られますが、何も知らない人からすればハードルが高く感じると思います。一番最初は、市役所の窓口で相談して、地域包括支援センターはそれからでも問題はありません。もちろん、当サイトでもわかりやすく解説していますので、どんどん利用してくださいね。

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